サッカー辞典 vol.03 サッカーの試合で子どもと一緒に入場するのはなぜ?
サッカーの試合で子どもと一緒に入場する理由
サッカーの試合でおなじみ選手が子供と手をつないで入場するシーン。
他のスポーツではあまり見かけませんよね?
入場する前には選手がその子供たちと笑顔で話している様子もよくあります。
そして子ども一人ではなく、複数の子どもを抱いて入場している選手もいますよね。
こういった子どもたちを「エスコートキッズ」と言います。
フェアプレーとトラブル防止
実はエスコートキッズにはしっかりとした意味と目的があるのです。
主に二つの目的があり制度化されているもので、大きな目的としては「フェアプレー」の推進という目的があります。
つまり「子供が見ているんだから」汚いことはせずに、ルールを守って恥ずかしくないプレーをしなさいということですね。
国によっていろいろ制度は違いますが、国際サッカー連盟FIFAは1998年のフランスW杯から正式採用しています。
二つ目は対戦相手とのトラブルを防ぐためです。
サッカーの入場は、基本的に対戦チームが近距離で2列に並んで入場します。
入場前は気が立っている選手も多いため、子どもがそばにいることで血の気の多い選手の揉め事や喧嘩を抑止しようということです。
子供たちが教えてくれることもありますね。